PALLISER'S(パリサーズ)シリーズのデザインは、中央に玄関を配し、左右対称(シンメトリー)形に同一形状の窓を各階ごとにリズミカルに並べたデザインです。
この「ジョージアンスタイル」は、イタリアルネッサンス期の建築家アンドレア・パラディオによって構築されたデザイン(パラディアンスタイル)が基本となっています。1600年代なかば、アンドレアに影響を受けた建築家のイニゴ・ジョーンズとクリストファー・レンは、パラディアンスタイルをとりいれた家を数多く建築し、このスタイルはまたたくまにイギリスで人気とになりました。
やがてジョージア王朝時代(18世紀)のスタイルとしてジョージアンスタイルと呼ばれるようになります。その後、イギリスからアメリカの植民地に伝えられ、その落ち着きを感じさせながらも威厳を見せつけるデザインは裕福な移住者たちに好まれ、コロニアルスタイルとして、とくにニューイングランドと南部の植民地で定着していきました。
パリサーズの外観は、アメリカ大陸に移住した人々が、アメリカ生活に懸けたアメリカンドリームハウス、アメリカの住宅の原点ともなっている「ジョージアンスタイル」を踏襲しているのです。
また耐久性に優れた樹脂サイディングの赤い壁に白い窓枠とのコントラストがデザインを一層引き立てています。鮮やかな、気品あふれるその佇まいは、遠くからでも目を惹く外観になっています。
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