PALLISER'S(パリサーズ)シリーズは、北米生まれのツーバイフォー工法を採用しています。

ツーバイフォー住宅では、構造用製材でつくった枠組みに構造用合板を張り付けた「パネル」で床・壁・屋根を構成して建物を支えます。軸組工法は「柱」や「梁」などを点で結合するのに対し、ツーバイフォー工法は「面と線」により6面体で、建物を支えているわけです。

「面構造」を基本にしたツーバイフォー住宅は、6面体ができあがると、家全体が強いモノコック構造（一体構造）となります。モノコック構造はもともと、極限の強度が求められる航空機用に開発されたもの。スペースシャトル、新幹線、F1レーシングカーにも採用されているほど、きわめて強固な構造です。

モノコック構造のツーバイフォー住宅は、地震や台風などの力を建物全体で受け止め、荷重を一点に集中させることなく全体に分散してしまうので、外力に対して抜群の強さを発揮します。

パリサーズの屋根材は、米国オハイオ州に本社を置くオーウェンス コーニング社製の「オークリッジ　プロ30」です。

洗練されたデザインと優れた耐久性を併せ持つファーバーグラスシングル材、「オークリッジ　プロ30」は海外製品として初めて日本の防火試験(屋根飛び火認定試験)に合格した全く新しい屋根材です。

抜群の耐久、耐候性を誇り、30年という長期製品保証(制限付)が付けられています。また米国規格の各種試験でトップクラスの性能が証明されており、優れた防水性と高い意匠性が特長です。

2層構造による凹凸と異なる色調の変化が、パリサーズの屋根全体に深い陰影と立体感をもたらしています。

パリサーズの外壁材は、アメリカ「Ply Gem」社製の樹脂サイディングを使用しています。

カナダに生まれ、北米の住宅に広く使われている樹脂サイディングは、優れた耐久性と美しい外観が特長です。

強度性能に優れているため、弾力性に富み衝撃にも強く、凹みにくい性質を持っています。 塗装のように剥げたり変色することがなく塗り替えが不要です。万一傷がついても、その部分だけを張り替えることも可能です。

また非常に軽量なので、地震に対しても有利となります。

塩ビ樹脂製ならではのカラフルで明るいパリサーズの外観は、遠くからでもひときわ目を引くものになっています。

パリサーズの床材は、北米西海岸産、レッドアルダー材を使用した無垢床材です。この材は、自然環境を考慮した再生可能森林で伐採、製材された材を工場で床材として完成させたものです。アルダー材特有の節と木目は、木が持つ自然の温かみを醸しだします。

熟練した職人の手作業でディルトレス加工をほどこしアンティーク調に仕上げています。塗装は、高品質ポリウレタン塗装と植物性オイルを使用しています。高品質ポリウレタン仕上げは、大量生産には向きませんが時間をかけ厚塗りし自然乾燥させた床表面は、艶を抑えた大変滑らかな仕上げです。掃除やメンテナンスも簡単で、耐久性に優れています。

植物性オイルはヨーロッパ製植物オイルを使用し、床材表面に皮膜を形成せず、木の温もりが直接感じられ、体には優しい仕上げです。成分は、ヒマワリ油、ベニバナ油、カルナバワックす等の自然成分でホルムアルデヒド等有害成分を一切含んでいません。

パリサーズの各部屋入口ドアは、約100年の歴史を持つアメリカ木製ドアのトップメーカー「Simpson(シンプソン)」社製です。

ベーシックでありながら、使えば使うほどに風合いが増す、飽きのこないデザインになっています。

長年アメリカの人々に愛され続けてきた重厚感・存在感のある木製ドアは、本物の良さを伝えてくれます。

パリサーズの玄関ドアは、YKK APの玄関ドア「Venato (ヴェナート)」を使用しています。

「ヴェナート」は、YKK APの主力玄関ドアシリーズで、高いデザイン性と、豊富なカラーバリエーションが特長です。

パリサーズのドアカラーは、ホワイトウッド。ニュアンスのある白の木目柄は、清潔で洗練された印象で、スローな温もりを感じされてくれます。

また電気錠システムを採用していますので、 携帯器を持っていれば、ワンタッチ施解錠が可能です。

最新の機能と美観を併せ持つ玄関ドアです。

パリサーズの窓は、YKK APの樹脂サッシです。

樹脂サッシの高い断熱性能は、なんといっても「樹脂」素材の熱伝導率。プラスチック(樹脂)の熱伝導率は、アルミの約1000分の1です。 通常のアルミサッシに較べ、それだけ温度を伝えにくいため、外気の暑さや寒さに影響されにくいのです。

また複層ガラス構造は、2枚のガラスの間に乾燥空気を封入し、動かない空気層を作ることで断熱効果を発揮します。 単板ガラスのように外気に直接触れない為、室内への冷気の侵入を抑制することができます。